So-net無料ブログ作成
バラ科 ブログトップ

ミヤマダイコンソウ(深山大根草) [バラ科]

285-11 バラ科 ミヤマダイコンソウ属



  1.ミヤマダイコンソウ ~Acomastylis calthifolia var. nipponica 

11-1ミヤマダイコンソウ.jpg

山の斜面にある岩の隙間に密生している株


11-2ミヤマダイコンソウ.jpg

花は鮮やかな黄色で先端が僅かに凹む 左端は羽毛状になった花柱


11-3ミヤマダイコンソウ.jpg

夏、茎の頂に花を普通1個付ける(数個つくものもある)

撮 影:  1枚目:五色ヶ原 2014. 7.29.    2~3枚目:御嶽山 2011.7.23.

Memo: 「深山大根草」 北海道や本州、四国の亜高山帯~高山帯の岩隙・岩礫地に生育。草丈は10~30cm位になる。根生葉は奇数羽状複葉、先端の小葉が非常に大きく腎円形で10cm位、不揃いの歯牙状の鋸歯がある。側小葉は目立たず、茎葉はほぼ円形で基部は茎を抱く。花茎は20cm位で、疎らに分岐する。茎の頂に鮮黄色で5枚の花弁からなる花をつける。



次回へ ・・・・・ 続きます。


オオダイコンソウ(大根草) [バラ科]

285-11 バラ科 ダイコンソウ属

冷温帯を中心とした広い範囲に約50種が知られている耐寒性多年草。日本の山野にはダイコンソウ ~G.japonicum~ やミヤマダイコンソウ(G. aleppicum)などが自生。根生葉が大根に似ているためにこの名が付いたという。

  1.オオダイコンソウ ~Geum aleppicum

11-1オオダイコンソウ.jpg 大大根草

は直立して草丈が60~100cm位になり、上部は分枝する。


11-2オオダイコンソウ.jpg

花期は7~9月。まばらに分枝した茎の先端に15~20mm位の黄色のを1個ずつつける。


11-3オオダイコンソウ.jpg  オオダイコンソウの根生葉

根生葉の小葉は対生する(画像中央部の奧にある側小葉)。

撮 影: 赤城自然園 2016.7.21.

Memo: 「大根草」 北海道、本州中部地方以北の山地の草原などに生育。ダイコンソウ~G. japonicum~ との違は、全草にあらくて長い毛が密生すること(ダイコンソウは粗毛が散生する)、根生葉の側小葉が対生すること(同、互生する)、葉の先が尖ること(同、丸いこと)で区別できる。



  2.ベニバナダイコンソウ G. coccineum

12-1ベニバナダイコンソウ.jpg


12-2ベニバナダイコンソウ.jpg

撮 影: アルプの里 2015.6.18.

Memo: 「紅花大根草」南欧〜小アジア原産で、園芸品種もつくられている。草丈は 30cm~40cmほどになり、 茎の先端に朱赤色の花を付ける。大根の葉に似ている ことから大根草と名が付いている。



  3.イワダイコンソウ G. montanum

13-1イワダイコンソウ.jpg

イワダイコンソウ群落 ~ 黄色の花に混じって "翁の白髪" の穂が舞う ~


13-2イワダイコンソウ.jpg

黄色の花弁の先は浅く凹む


13-3イワダイコンソウ.jpg

根生葉の先端は丸く、側小葉が対生する


13-4イワダイコンソウ.jpg

花弁が落ちると羽毛状の果実ができる


13-5イワダイコンソウ.jpg

岩の隙間に生育するイワダイコンソウ ~羽毛状の果実と根生葉~

撮  影:   ヨーロッパアルプス ~チロル・ドロミテ地方~ 2016. 7. 2. ~   7. 8.

Memo : 「岩大根草」 岩場や牧草地、低木林に生育する草丈5~25cm程度になる多年草。根生葉は奇数羽状複葉で鋸歯のある葉がロゼットに広がる。茎には小さな卵形で鋸歯のある葉が互生する。花の後、おしべが伸び羽毛状の実になる。キンポウゲ科オキナグサ属 ~Pulsatilla apiifolia と同じような翁の白髪の穂になる。



  4.フウリンダイコンソウ G. rivale~

14-1フウリンダイコンソウ.jpg

少し湿ったところに生える ~ドロミテ ー ー カレッツア湖のほとり~


14-2フウリンダイコンソウ1.jpg14-2フウリンダイコンソウ2.jpg

~ミズリーナ湖のほとり~     ~カレッツア湖のほとり~ 


14-3フウリンダイコンソウ.jpg

チンクエトーリ の草原のお花畑

撮  影:   ヨーロッパアルプス ~チロル・ドロミテ地方~  カレッツア湖畔:2016. 7. 5.

                  ミズリーナ湖畔:2016. 7. 5.    チンクエ・トーリ:2016. 7. 7.

Memo :「風鈴大根草 原産地はヨーロッパで、標高2,100m位までの草地や湖や川沿いなどの湿ったところに生育。草丈は15~40cm位。

 

次回へ ・・・・・ 続きます。


チングルマ(稚児車) [バラ科]

285-11 バラ科 チングルマ属



  1.チングルマ ~Sieversia pentapetalum~

11-1チングルマ.jpg

雪渓周辺に単独で大群落をつくる


11-2チングルマ.jpg

帯黄白色の5枚の花弁 と たくさんの黄色の雄蕊と雌蕊


11-3チングルマ.jpg

花が散ると花柱がよじれる


11-4チングルマ.jpg

~劔岳とチングルマ~ 花柱は花の後3cm位に伸び、紫褐色の絹毛が羽毛状になる

撮 影:1枚目:五色ヶ原 2014. 7.29    2~3枚目:月山 2011.7.17.   4枚目:大日岳 013.9.21.

Memo: 北海道~中部地方以北の高山帯に分布する、高さ10cm位の落葉小低木。雪渓周辺の草地や砂礫地に地面を這うように生育し、しばしば群落を作る。花は枝先に1個づつ付き、帯黄白色で5枚の花弁からなる。チングルマの名は、実の形を風車に見たてた稚児車から転じて付けられたという。



次回へ ・・・・・ 続きます。


チョウノスケソウ(長之助草) [バラ科]


285-11 バラ科 チョウノスケソウ属


北半球の極地および高山に生育する匍匐性の常緑小低木



  1.チョウノスケソウ ~Doryas octopetala var. asiatica~

11-1チョウノスケソウ.jpg

花は白色~帯黄白色で、枝先に1個だけ付ける(写真は花弁が散った後のねじれた花柱)。


11-2チョウノスケソウ.jpg

花後の若い実(花柱がねじれている) と 葉


11-3チョウノスケソウ.jpg

枝は分岐し、地を這ってマット状に広がる


撮 影: 木曽駒ヶ岳 2011. 7.30. 

Memo:  氷河時代の遺存種(レリック)。北海道の礼文島や日高山脈、本州の北アルプスや八ヶ岳、木曽駒ヶ岳、南アルプスの高山帯砂礫地に生育する匍匐性の常緑小低木。学名の "octopetala" は「8弁」という意味(花弁が8枚ある)。日本では、植物学者マキシモヴィッチの助手の須川長之助が初めて採集したことからこの名がついた。日本のものは変種(var. asiatica)で、母種はヨーロッパや北米に分布する(2.に記載)。



  2.ヨウシュチョウノスケソウ ~Doryas octopetala ~

12-1Dryas octopetala.jpg

トレ・チーメの苦灰岩地帯に大群落をつくる(白い花)


12-2Dryas octopetala.jpg

花のUP ・・・ 花弁が8枚 ~octopetala


12-3Dryas octopetala.jpg

白色の花弁 と 日本のチョウノスケソウより細い葉


12-4Dryas octopetala.jpg

花が咲き終わると花柱はねじれ、その後羽毛状になる


13-1D.octopetara.jpg13-2チョウノスケソウ.jpg

    葉の違い  チョウノスケソウ ~D. octopetala var. asiatica~ 左 と

      その母種 ヨウシュチョウノスケソウ ~D. octopetala~ 右 

撮 影: ヨーロッパアルプス ~チロル・ドロミテ地方~ 2016.7. 5. ~ 7. 6.

Memo:  別名キョクチチョウノスケソウ(極地長之助草)。氷河時代の遺存種(レリック)。日本のチョウノスケソウの母種で、葉の幅が1cm未満で細長い。洋種長之助草。属名の "Dryas”  はギリシャ神話の森の女神「Dryas(ドリアス)」の名からきている。今から1万年位前にあった最後の寒冷期が新ドリアス期と呼ばれている。アルプスの地層から本種の花粉が見つかり、寒冷期の存在が明らかになった。



次回へ ・・・・・ 続きます。


バラ科 ブログトップ