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ウスユキソウ(薄雪草) [キク科]


201-11 キク科 ウスユキソウ属



ウスユキソウ属の属名 “Leontopodium” はギリシャ語の “leon(ライオン)” と “podium(足)” からなる。これは、星型に開いた苞葉に囲まれた花の姿をライオンの足に見立てたものと「日本の高山植物(山と渓谷社)」にある。

同図鑑には分布による種名の検索が図入りで紹介してある。ただ、この方法は「邪道とも・・・」とあり、“花のつくりによる検索表” も載せている。名前をつけることは私にとって難しいので、まずは分布を第一に考え、更に検索表も参考にしながらウスユキソウ属の同定を試みた(間違いもあるだろうが・・・)。



  1.ウスユキソウ ~Leontopodium japonicum~

11-01 ウスユキソウ.jpg

ウスユキソウ (薄雪草)


11-02 ウスユキソウ.jpg

頭 花

撮 影: 池の平湿原 2016.7.20. 

Memo:  山地帯上部のやや乾燥した草地や礫地などに生育し、草丈が50cmにもなる。ウスユキソウ属の仲間では最も低地に生える。花のつかない茎も伸び(一枚目画像左端)、頭花にはっきりした柄がある。苞葉は高山型に比べて花が広い。



  2.ミネウスユキソウ ~L. japonicum f. shiroumense~

12-01 ミネウスユキソウ.jpg

ミネウスユキソウ (峰薄雪草)


12-02 ミネウスユキソウ.jpg

頭 花

撮 影: 早池峰山 2012.8.11. 

Memo:  本州中部(北アルプスや白山など)と東北(早池峰山など)の高山帯のやや乾燥地に生育。花の付かない茎も伸び(一枚目の画像)、高さ10cm位と小さい。茎葉の表面は緑色で綿毛がないか(僅かにあることも)。頭花の柄はないか、あってもごく短い。



  3.ミヤマウスユキソウ ~L.  fauriei

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ミヤマウスユキソウ(深山薄雪草 別名:ヒナウスユキソウ)


13-02 ミヤマウスユキソウ.jpg

頭 花


13-03 ミヤマウスユキソウ.jpg

 花の付かない茎は ・・・ 伸びずに地表近くで葉を叢生する

撮 影: 月山 2014.7.5. 

Memo: 東北地方の日本海側(飯豊山、月山、鳥海山など)に分布。花の付かない茎は伸びずに、地表近くに葉を叢生する。花茎の茎葉は2~5個で、両面に白毛が密生する。 



  4.ヒメウスユキソウ ~L.  shinanense

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ヒメウスユキソウ(姫薄雪草 別名 コマウスユキソウ)


14-02 ヒメウスユキソウ.jpg

頭 花

撮 影: 木曽駒ヶ岳 2011.7.30. 

Memo:  中央アルプスの木曽駒ケ岳に特産する。苞葉は小さく、φ2~3cmの星形に開く。花の付かない茎は伸びず、高さ4~10cmと小さい。花茎の茎葉は1~5個で、基部は茎を抱き、両面に白毛が密生する。



  5.ハヤチネウスユキソウ ~L.  hayachinense

15-01 ハヤチネウスユキソウ.jpg

ハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草) 


15-02 ハヤチネウスユキソウ.jpg

頭 花

全体が灰白色の綿毛に覆われる。

15-03 ハヤチネウスユキソウ.jpg

花の付かない茎は伸びないでロゼット状

撮 影: 早池峰山 2012.7.14. (三枚目は2013.8.11.)

Memo:  早池峰山の蛇紋岩地帯に特産する日本固有種。花の付かない茎は伸びずにロゼット状で、高さは10~20cm程度。花茎の茎葉は10個位、基部は茎を抱く。ヨーロッパアルプスの名花~エーデルワイス~に近縁の種。



  6.セイヨウウスユキソウ ~L.  alpinum

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エーデルワイス(別名 ハナウスユキソウ)


16-02 エーデルワイス.jpg

花も葉も白色の綿毛に覆われている


16-03 エーデルワイス.jpg

栽培種 ・・・・・ さすがに生育状況は良い 


16-04 エーデルワイス.jpg

栽培種の頭花 (自生種では、こんな花は滅多に見られないだろう)

撮 影:ヨーロッパアルプス ~チロル・ドロミテ地方~ 2016.7.2. ~ 7.8.

   (1)パステルツェ氷河湖 (2)ラガツォイ    (3)&(4)ホッホデルゼン&ホーエムート

Memo: ヨーロッパアルプスの日当たりの良い岩場や草原斜面で、多くは石灰岩土壌地帯に生育。花も葉も全体的に白い綿毛で覆われている。ドイツ語名~Edelweiss~は「高貴な白」という意味。 



  7.エゾウスユキソウ ~L. discolor  (栽培種)

20-01 レブンウスユキソウ.jpg

エゾウスユキソウ(蝦夷薄雪草 別名 レブンウスユキソウ)


20-02 レブンウスユキソウ.jpg

頭 花 ・・・・・ 数が多い


 22-01エゾウスユキソウ.jpg

筑波実験植物園の栽培種

撮 影:画像1~2枚目:アルプの里 2015.6.18.   画像3枚目:筑波実験植物園 2015.5.14.

Memo: 北海道の礼文島などの乾いた草地や岩礫地に隔離分布する。花茎は8~30cmになり、花の付かない茎は伸びずに地表近くに叢生する。葉の表面は裏面より綿毛が少なく緑色で、茎葉は鞘にならない。絶滅危惧種。





 8.オオヒラウスユキソウ ~L.  hayachinense  ssp.  miyabeanum ~(栽培種)

21-01 オオヒラウスユキソウ.jpg

オオヒラウスユキソウ(大平薄雪草)


21-02 オオヒラウスユキソウ.jpg

頭 花

撮 影:筑波実験植物園 2015.5.14. 

Memo: 北海道の大平山などの石灰岩地帯に生育。ハヤチネウスユキソウに似ている。茎葉が多く20個以上つくものもあり、亜種として区別されている。絶滅危惧種。



 

次回へ ・・・・・ 続きます


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